「土俵の真ん中で相撲をとる」ということは一瞬を大切にすることをいう
「失敗を未然に防ぐためにも、土俵の真ん中で相撲をとる」という言葉に、私は衝撃を受けました。
稲盛塾長が、まるでドラマの世界で聞く大門未知子のように言っています。
「私、失敗しないので。」
私は、今でも他の経営者の失敗談を聞きたく思ってしまいます。
それは自分が経営で失敗しないようにしたいからです。
しかし稲盛塾長の仰る通り、傷の舐めあいになりかねません。
稲盛塾長が教えてくれたのは、常に「土俵の真ん中で相撲をとる」大切さでした。
つまり「今日全力でやったか」ということ。
道端の雑草と同じように一生懸命に生ききったか。
それが自然界では当然のことである。
土俵の真ん中で相撲をとる、という表現は、人間は易きに流れるという残念な存在である私たちに、忠告をしてくれています。
稲盛塾長は「そうではないぞ、ここで学ぶ塾生なら出来るはずだ」と言ってくれているように感じます。塾長自身がそれを肝に銘じているから失敗しないのだと感じます。
成功の反対は失敗ではない。
みんな失敗したくない。だからちょっとだけ努力する。これでは、精いっぱい世の中の役に立ったことにはなりません。限界まで頑張って初めて、大きなお役立ちになるはずです。
つまり、成功の反対は、大きな挑戦をしないことである。
稲盛塾長は大きな挑戦をいくつもして私たちに見せつけてくれた。
それらもすべて成功させている。
ど真剣に考え、行動しているからこその結果である。
改めて、大きな気づきを頂きました。ありがとうございました。
