弟夫婦(昨年結婚したばかり!おめでとう!)は父の意思を引き継いで、蔵で住まう事を決意しました。蔵という制限された空間ですから、もし私が同じ立場だったら相当迷っていたと思います。
ご先祖様から引き継いだものですから、それを守るためにここで生活していく、というのは美しい話です。
しかしそれを重荷に感じてしまっては続かない。
これから先の未来のことを考えると厳しい話です。
だからこそ、この蔵を快適な空間にしなければいけない。
私達にはそういう思いがありました。構造的な部分と床下の断熱はしっかりとしました。
また、使える材料はできるだけ再利用し、丁寧に取り外した床板は腰壁や外壁に使いました。
弟夫婦は工事中、何度も自ら身体を動かして施工に携わりました。
玄関土間の洗い出しもその一つです。
クリーニングも施主自らです。
メンテナンスのことを考えると、建物の仕組みをある程度のことを知っておいてもらったほうが絶対によいです。また実際にコストも落とす事ができました。
M邸が竣工し、弟夫婦が住み始めて1ヶ月が経ちました。
「とても快適だ」とお世辞抜き、本音の感想をいただいております。
エアコンは1年間とりあえず住んでから空調能力を決めようということになりました。
どの程度の容量が必要なのか、正直判りません。
試行錯誤です。
建物が建った時が完成ではないということが、よく判る一場面でした。
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