このアプローチを通って蔵へつながる玄関ドアを開けることになります。
屋根の勾配は、庭側へ向けてあります。
これは将来的な増築計画を考えてのことです。
また、軒樋を掛けない計画ですので、雨滴が落ちてくるのを間近で見ることもできます。
M邸蔵プロジェクトはとても実験的な要素を含んでおります。
M様と当社の考え方で共通する点が多かったのも1つです。
今はコンパクトに住み、将来的な増築計画を見越した総合的な配置計画を考慮したものです。
何より、蔵という、ご先祖様から伝わる建物を大事にしたいという気持ちに動かされました。
つい先日までは物置化していた蔵が命を吹き込まれつつあります。
細かい収まりは大工の腕の見せ所です。この火打ちでアプローチの構造を持たせています。
一間(1820mm)ピッチに立てられた柱の根元には御影石を置きました。
石屋さんに御影石を切ってもらい、穴を開けてもらいました。
土間からのアンカーボルトは、御影石を貫通し柱を引っ張っています。
御影石を柱より少し小さくしたのは、柱を伝って降りてきた水を切るためです。
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