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地域の家づくりとは

私の住んでいる寺井町には通称「寺井銀座」という通りがあり、私が小学生だった頃に賑やかな商店街でした。

そういうこともあって地元の祭りである「九谷茶碗祭り」もこの通りが会場だったことを思い出します。


ところが今は寂しい通りとなってしまいました。
夜も早い時間帯から明かりが消えてしまっています。

郊外型のショッピングセンターが出来、地域が失われてきた1つの例でしょう。

時代の流れもあり、受け入れざるを得ない変化です。


ハウスメーカーと工務店の関係も同様です。

大量仕入れと標準化によってスケールメリットが発揮され経済的に見ても地場の工務店が大手ハウスメーカーやパワービルダーに敵うはずがありません。

しかし負けていられません。

私達の価値が全く無くなった訳ではありません。


地域に住む私達は知っています。

それは温湿度や日照、風の向きや変化、天候の特徴などを。

そして地域の材料や工法、地域の風習やしつらいもそうです。

これらを踏まえた上で設計する。施工をする。


今現存する民家や町家の形やつくりは地域の気候風土を生かした造りになっており、先人達の経験則を長い時間をかけて積み上げた結果です。

一方、ハウスメーカーが提案するエコ住宅は設備機器の効率性に頼る傾向が多いように感じます。エコ住宅とは本来そうではないと思うのです。


基本的に自然に対して設備で武装しても勝てません。むしろ受け入れる考え方の方が自然です。


今の設備機器をうまく利用しながら、それに加えて私達地場の工務店の考え方や経験則が役に立つのではないかと思うのです。


私達の見せ方は下手ですし、アピールも苦手です。

それでも私達には存在価値があると考えています。


さぁ、今日も地道に頑張ろう!


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