先週の天気は大変なものでした。まだ11月だというのに雨霰で外仕事は思うように進まず、何とか出来るところを作業しました。
さてM邸プロジェクト。大体の方向性が見えてまいりました。
敷地は全部で160坪。
1.蔵の構造体は傷みも無く3尺ピッチで建っておりバランスも良いので基本的には触らず、1階床下大引きの補強のみとする。また、床下の遮熱および断熱はしっかりと施工する。
2.採光、採風のために北側の階段室(吹き抜け)に新たに開口部を設けサッシを新設する。
3.今現在、駐車場として6台分を貸している。今後も貸し駐車場として使ってもらいたいので、配置計画を見直し、再整備する。
4.外部の方の敷地内利用もあるので建物全体を塀でぐるりと囲みコートハウス形式とする。
5.10年以内の近い将来、子供部屋を増築できるよう総合配置計画を考察する。
6.蔵2階を寝室およびクローゼットとし1階にキッチンを配置し食談室(LDK)とする。
7.建物と専用庭との関係を大切にする。将来の子供部屋との関係も同様。専用庭は外部空間ではあるが、考え方としては空の見える部屋。
8.限られた予算であえて使いにくさを楽しむ。例えば傘をさして部屋間を移動。
9.長いアプローチと板塀。これもコートハウスを構成する要素の一つ。
10.出来るだけ既存の材料(素材)を再利用する。松の棚板や既存石塀で使われていた観音下石(かながそいし)など。
こうして出来上がった平面計画は次のようなものです。
図から解るとおりコートハウスの魅力はプライベートな専用庭です。
ここにシンボルツリーを植栽し、自由に使えることです。あるときは子供達の遊び場。あるときは友人達と庭で食事。日常的には物干し場となります。
空の見える部屋は多目的であり、制限ある建物内の空間を十分補ってくれるはずです。
これから詳細設計に入ります。
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